続・おやつカルパス

さくぶんれんしゅうちょう

ハリー・ポッターシリーズへのクソデカ感情を語る

金曜ロードショー、ハリポタ&ファンタビ祭り、観てますかー!?

 

 

というわけでね、ハリーポッターが好きなのでその話を書こうと思います。

 

なんで金ロでハリポタ&ファンタビ祭りやってるか知ってますか?

 

なんと来年で、ハリーポッターと賢者の石公開から20周年だからなんです!

20年!? びっくりしちゃう!! 10年の間違いじゃないの!? って思って何度も公開年を調べたり指折り数えたりしたんですけど、確かに20周年なんですよね……。賢者の石、2001年公開だからね……。

 

ハリーポッターと賢者の石、わたしの記憶が正しければ、生まれて初めて観た実写映画作品なんです。(ちなみに生まれて初めての映画はポケモンミュウツーの逆襲)

当時はあんまり乗り気じゃなかった。ドラマとか映画とか、フィクションの物語を実写で楽しむという文化がまず私の中に無かったし、怖そうで嫌だなって思っていた。でもたぶん、親に連れて行かれたんだと思う。

そういえば、なんであの時わたしを連れて行ったのか聞いたことないな。嫌がったと思うんだけど。親が観たかったから観に行ったのは間違いないけど……。一応児童書が原作だし子供も楽しめる内容だから、留守番させるのが忍びなかったのかな。

で、観てみたらとっても、とっても面白かった。家には原作小説もあったから(そういえばこれもなんで買ったのか聞いたことない。わたしら子供のために買ったのか、親が自分で読みたくて買ったのか)、帰ってすぐにあの分厚い本を開いた。

でも、本の中は文字ばっかりで、冒頭のシーンも映画と全然違っていて(原作はダーズリー家の日常から始まるけど、映画はその場面はすっ飛ばしてハリーがダーズリー家の玄関に預けられるところから始まる)、すぐに退屈になった。だから、もくじを見て、映画の中に出てきた言葉が章のタイトルになっているところから読み始めたのを覚えてる。第四章、鍵の番人

活字ばっかりの本なんか読んだことない当時のわたしにとって、ハードカバーのあの本は分厚くて重すぎて、床に置いて腹ばい寝転んで読んだのを覚えてる。寒い季節だから石油ストーブ炊いてて、その前に寝転んで、足先を温めながら読んだ(末端冷え性はそのころからか……)。姉と共用の広い子供部屋の、だいたいどの位置だったかまで覚えてる。階段に近い方の入り口を、入ってすぐのあたり。

覚えてはいるけど、イメージはあるけど、こうやって文字にしたのは初めてで、それだけ強烈な記憶だったんだなって改めて驚いた。だって実は「鍵の番人」、第四章だったと思うけど自信がなくて、まさかここ数年ちゃんと開いてもいない本の初めて読んだ章のタイトルだけじゃなくて章番号まで記憶してるってことはないから「なんとなく四章の気がする」だけだろうって思っていて、でもこのブログを書くときに調べたら本当に第四章だった……。子供の頃に覚えたことって20年経っても残るんだね。すごい。

 

とにかくわたしは活字ばっかりのあの本を子供ながら一生懸命最後まで読んで、二回目を読むときには初読のときに飛ばした第一章から第三章もちゃんと読んで、ハリーポッターに夢中になった。続編が出たらすぐに買ってもらって読んだし、映画も公開される度に連れて行ってもらった。

 

 

こうやって書くと大袈裟で感情がでかすぎて重すぎて恥ずかしいけど、わたしは本気であのとき「ハリーポッターと賢者の石」に出会ってなかったら、親が映画に連れて行ってくれてなかったら、人生違ってたと思ってる。

 

かいけつゾロリ」くらいしか読んだことなかったわたしが活字でぎっしりの本を読めるようになった。本が読めるって、全ての教科、科目の学習で有利なんですよ。それに原作や映画を原語で楽しみたくて、小学生の頃から英語を習いはじめた(当時は小学校で英語の授業とかなかった)。おかげで中学生以降の英語の授業に、ほとんど躓かずに適応できた。おまけに、わたしはハーマイオニーが好きでハーマイオニーに少しでも近づきたかったので、結構勉強を頑張る子供だったと思う。

なんか勉強のことばっかり書いて嫌なコみたいになってしまったけれど、そうやってテストで良い点が取れると、進学先の選択肢が広がった。高校も、大学も、子供の頃ハリポタに出会わなかったら違う学校に通ってたんじゃないかと本気で思っている。

そして、進学して環境が変わる度に、「ハリーポッターが好き」という共通点がきっかけで友人を作ることができた。大人になってからもできた。そのうち何人かは今でも交友が続いているし、USJに行ったり、今度としまえんの跡地にできるテーマパークに行こうねなんて話をしたりしている。

 

 

今考えたら、上下巻二冊セット三千円とかするハードカバーの本を毎回毎回買うのはそれなりの出費だったと思うし、姉と私と保護者とで毎回映画を観に行くのもそれなりにお金がかかることだったと思う。それでも原作は全巻買ってくれたし、映画も毎回連れて行ってくれた。記憶が曖昧だけど、原作はお小遣い貯めて買ったりもしてたのかな……。でもバイトなんてできない歳だったから、たとえお小遣いであっても元々は親のお金なんですよね。

その頃の親のおかげで、わたしは20年経った今でもハリーポッターが楽しいし、ファンタスティックビーストも楽しいし、他にもたくさんのフィクションがとってもとっても楽しい。本当にたくさんのものをハリーポッターに、そして惜しみなくハリポタを与えてくれた両親に、貰っているなあと思います。

 

数年前、ハリーポッターと呪いの子」が発売になったときに、わたしは仕事帰りに買って帰ったんですよね。本屋の一番目立つところに、単なる平積みじゃなくてカッコいいタワー型にディスプレイされた最新作。子供の頃、新作が出る度に感じたわくわく感を思い出すような買い物だった。

当時まだ実家にいたわたしは嬉しくて嬉しくて、帰ったらすぐに母と姉に「買って来たよ!」って見せたの。そしたら母が「自分で働いたお金でハリーポッター買えるようになったんだねえ」って、しみじみ言ったんです。

それ聞いて、ちょっと泣きそうになっちゃった。

そのときはじめて、「分厚いハードカバーをあれだけ買ってくれて、毎回映画に連れて行ってくれて、ありがとう」って親にお礼が言えたと思う。

 

 

ハリーポッターと賢者の石を見る度に思う。この映画がこんなに面白くなかったら、今の私はここにはいなかった。本当に凄い映画です。メインの三人マジ天使だし。20年前の映画がこんなに面白い! って、観る度に感動しちゃう。

 

……ですがわたしは、先日の金曜ロードショーでは賢者の石観れていません……。秘密の部屋も……。職場の人とご飯行ったり、10月中になんとか投稿したい文章を書いたりしていて……。

でも次の金曜はわたしが一番大好きなアズカバンの囚人が放送だし! その次はファンタビ2が地上波初放送だし! ちょっと乗り遅れましたがハリポタ&ファンタビ祭りを、そして賢者の石20周年イヤーを、楽しもうと思います!

 

あ!! 11月6日からは賢者の石の4D上映もあるんですよ!!

 

 

www.youtube.com

 

ファンタビ2の公開時にも4D上映されてたんですけど、あれは4DX2D(画面は2Dのまま、座席が動いたり水が出たりの4D演出だけ入る)だったので、画面が3Dになるマジの4Dは初ですね……!! 金ロ見逃した分、絶対観に行こうと思っています!! 無限列車に乗り込む人たちを横目で見ながらホグワーツ特急に乗るわよ……!笑

(無限列車にも乗りに行くつもりですがまだ行けていません……。史上最速興収100億マジですごいね!?)

 

ではでは、また時間と機会があればハリポタに関して色々書きますね!

 

おわり。